on 5月 29, 2017 Uncategorised with 0 comments

安い翻訳は高くつく

「品質のためのコストを惜しめば、品質はすぐに劣化します」
(If you don’t pay for quality, pretty soon quality won’t be there.)

これは、アメリカ最大の翻訳・通訳者団体であるATA(American Translators Association)の総裁が、通訳者のフォーラム「Interpret America」の会議で述べたことです。翻訳にかかる適正なコストについて私が言いたかったことを見事に表現しており、印象に残りました。

あまりにも単純に聞こえるかもしれませんが、品質と価格の間にはどのような関係があるか、改めて考えてみましょう。

コストはなるべく低く抑えたい、と誰もが考えます。確かに、必要以上にお金をかけないことには合理的理由があります。

しかし最大限にコストを下げれば、何に対して払わないことになるかを考えてみてください。言い換えれば、最安値以上に払う場合、それは結局、何を意味するのでしょうか。

答えはシンプルです。それは投資なのです。どのような業務にも必ずバックグラウンドがあります。良い仕事のためには、トレーニング、テクノロジー、専門性、リサーチへの投資が必要です。高水準の条件がそろってはじめて高水準の成果が生まれるのであり、その条件を最安値の料金で確保することはできません。

翻訳のコストは思っていたよりも高いかもしれません。しかしそこには正当な理由があるのです。

"If you don't pay for quality, pretty soon quality won't be there."